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恋愛したいけどチャンスがないんだ・・・なんて言わせません。あなたが見えていないだけなんです。
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 私と家内との出会いについて書く。
 私たちは「見合い」であるが、まず、写真を見たときの第一印象がたいへんよかった。やさしそうで、あまり「やり手」の女性ではなさそうだ。
 
 私はどちらかというと、おとなしそうな女性が好きだ。あまりおしゃべりな女性では、長くいっしょにいると疲れる。また、私は自分のやりたいことを我慢するほうではないので、伴侶には、ある程度は私に合わせてくれる人がよいだろうと考えていた。写真を見て、この女性ならだいじょうぶだろうと思ったのである。しかも、父親が精神病院長だから、私の仕事のこともよく理解してくれるはずだ、と思った。
 
 もちろん、人と人との相性は千差万別だから、私が好きになるタイプの人を全然好きではない人もいるし、その反対もある。相性に「公式」はない。自分はどういう人が好きで、どういう人と合うかが、ある程度わかっていればいいのだ。
 
 さて、家内は犠牲的精神が旺盛で、まず人様のためを思う性格である。たとえば、旅行にたまたま同行している誰かが、「どなたかフィルムをいただけませんか」という要請に、家内は「どうぞ」と差し出す。そして自分は我慢している。私ならば、たとえば、「このスエズ運河の夕日を振りたい」と思ったら断る。すると家内は、「あなたはちっとも他人に同情しない。もっと人様にサービスしなさい」と怒る。
 
 私は私で、家内があまりに人様第一なので心配になることがある。この性格の違いでケンカになることがしばしばだ。
 
 しかし、この年になってみると、お互いの性格の違いが補い合ってきたことがわかる。私は、人との関係が「広く浅く」で、本当に深くつきあった人はAさんくらいであろう。しかし家内は、人と深くつきあうほうだ。そして、その人たちが、いざというときに駆けつけてきてくれる。こういうときは「家内のおかげ」と感謝する。
 
 自分と性格が違うからといって敬遠するのは馬鹿げている。たしかに、意見が合わないので口論になりがちだ。しかし、どちらにもよい面があり、補い合い、助け合う関係ができる。これは夫婦にかぎらず、友人でも職場でも同じである。

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